研究課題/領域番号 |
17K01593
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
谷田 惣亮 佛教大学, 保健医療技術学部, 講師 (20584494)
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研究分担者 |
菊池 武士 大分大学, 理工学部, 教授 (10372137)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 福祉用具・支援機器 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,三次元足継手を有する足関節補助装具を開発することで,下肢機能障害者の歩行改善を目指すことである.実施した事項として,第1に,足関節補助装具および三次元足継手の概要デザインを作製する,第2に,足関節補助装具の試作モデルを作製する,第3に,対象者による歩行実験を行うことで装具の有効性を検証することである. 本研究を通して,足関節・足部の三次元的な運動を保証しつつ,底背屈補助を行う足関節補助装具を開発した.また,下肢機能の低下した有疾患者による臨床評価により,歩行改善が確認でき,装具の有効性を立証できた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発した足関節補助装具は,足関節の運動を補助することで歩行の改善を図るものである.足関節補助による歩行支援は先行研究から明らかにしており,その知見を応用して今回,装具を開発した.その特徴としては,まず靴の外側から装着する軽量で簡易な構造となったことである.そのことから足関節機能が低下した有疾患者や障害者のみならず虚弱高齢者などの幅広い対象者に適応できるようになった.さらに,構造から三次元的な運動が可能なため,より生体に近い足関節・足部の運動を許容できるという特性を持つ. この装具により,移動機能の自立が図れ,生活範囲の拡大につながる.結果として介護予防や健康寿命の延伸にも貢献できるものと考える.
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