研究課題/領域番号 |
17K01596
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
奥野 竜平 摂南大学, 理工学部, 教授 (90294199)
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研究分担者 |
一ノ瀬 智子 武庫川女子大学, 音楽学部, 教授 (80388800)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 音楽療法 / 電子楽器 / 認知症 / 合奏 / 呼気 / 軽度認知障害 / 高齢者 / 医療・福祉 / リハビリテーション / ユーザインターフェース / 計測工学 |
研究成果の概要 |
本申請では,楽器演奏経験がほとんどない高齢者を対象にした新しい電子楽器演奏システムを開発し,認知症予防への有用性と限界を示すことを目的とし研究を遂行した.具体的には,既存の管楽器,弦楽器の演奏法を取り入れた楽器演奏の実感を得られるような演奏デバイスを試作した.健常男子5名を用いた楽曲演奏実験を行い,合奏が可能であることを示した.また.予備実験として中重度の認知症患者30名を対象とした楽曲演奏実験を行い,単独ないし音楽療法士の補助により演奏可能であることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義としては,高齢者の楽曲演奏と運動・認知機能のトレーニングを可能とする点にある.すなわち,種々の演奏デバイスを用いることで,演奏者の興味,個別の運動機能に合わせることができるため,楽器演奏初心者でも継続的に音楽活動を行うことが可能である.また,合奏は認知機能のトレーニングになるとともに,高齢者のコミュニケーションの機会を創出することになることで,高齢者施設等での普及が期待できる点において社会的な意義がある.
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