研究課題/領域番号 |
17K01606
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 和歌山工業高等専門学校 |
研究代表者 |
津田 尚明 和歌山工業高等専門学校, 知能機械工学科, 准教授 (40409793)
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研究分担者 |
多羅尾 進 東京工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (80300515)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 松葉杖歩行訓練器 / 転倒覚 / 身体加速度 / リハビリテーション / 福祉工学 / 医療・福祉 / 松葉杖 / 制御工学 |
研究成果の概要 |
本研究では,松葉杖歩行初心者のための訓練装置を開発した.松葉杖を使い始める段階で使用方法のノウハウを習得するための訓練システムである.これは主に転倒覚提示装置(FSD)とヘッドマウントディスプレイ(HMD)から成る.FSDは松葉杖に付け松葉杖のバランスを意図的に崩し「転倒しそうになるヒヤリ・ハット感覚(転倒覚)」を提示する装置である.HMDは訓練中の患者に装着してもらい提示された仮想障害物への対処法を訓練するものである. 実験の結果,システムを用いて訓練した結果,身体バランスの指標である身体加速度の変化を抑制しやすくなり,対処力が向上したと推察された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急に下肢を負傷し治癒までの間の歩行に松葉杖を使用する,いわば松葉杖歩行の初心者のための訓練装置の開発を目指した.なぜなら,松葉杖の正しい使用方法を知らないまま試行錯誤的に使用すると,使い方に誤った癖が付いてしまったり,転倒など二次的な事故の原因となりうることが問題とされるからである. 開発したシステムを用いて被験者に訓練してもらった結果,早く松葉杖歩行に慣れる傾向を確認した.このことより,本研究で提案したAR(拡張現実)技術を用いた訓練方法の意義と可能性を確認した.
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