研究課題/領域番号 |
17K01627
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
佐藤 善人 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (20534663)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 体育授業 / 運動遊び / 体つくり運動 / 自然災害 / ストレス / ポジティブ感情 / 心理社会面 / ストレス軽減 / 心理社会面の強化 |
研究成果の概要 |
本研究は、自然災害後の体育授業において実施する運動遊びプログラムを開発することが目的であった。熊本県と東京都の小学校で「スキンシップ」と「交流」を伴う運動遊びを実施した結果、授業前後で児童のポジティブ感情は上昇した。また岐阜県の小学校で3ヶ月間、運動遊びを定期的に実施した結果、児童の心理社会面は安定して推移した。以上のことから、自然災害後の体育授業では、体つくり運動において「スキンシップ」と「交流」を伴う運動遊びを実践することの可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然災害により、児童やその家族は被災者となり、多くのストレスを抱える。また、自然災害後は通常の教育活動は停止する。学校が被災する、また避難所となるからである。体育館は使用できず、器具用具を使用した体育授業実践は難しい。身体活動は制限されるため児童はますますストレスを抱える。一方、運動遊びは用具を多くは必要とせず、限られた空間でも実施可能である。「スキンシップ」や「交流」を伴う運動遊びを実施することで、児童のストレスの軽減が期待できる。 このプログラムは、自然災害後だけでなく、学期始めの体育授業や地域スポーツの指導において実践可能であり、児童の心理社会面の安定に寄与する可能性がある。
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