研究課題/領域番号 |
17K01700
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 大阪電気通信大学 (2018-2019) 京都光華女子大学 (2017) |
研究代表者 |
中井 聖 大阪電気通信大学, 医療福祉工学部, 特任教授 (80635293)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 3次元動作分析 / 特徴点 / コントロールポイント / キャリブレーション / 物理シミュレーション / 3次元座標 / 再現精度 / 誤差要因 / DLT / 精度 / コンピュータビジョン / DLT法 / カメラ位置 / 動作解析評価方法 / 既知点 / 物理的シミュレーション |
研究成果の概要 |
本研究は,競技エリアに含まれる実空間座標値が既知である特徴点をコントロールポイントに用いたDLT(Direct Linear Transformation)による3次元空間の再構築方法では,分析対象点の2次元計測座標を精度良く得ることで,DLTの数学的な解法上必要な最少数である6点のコントロールポイントであっても,非常に高精度で3次元座標が算出されることを,系統誤差および偶然誤差を極力取り除いた物理シミュレーションの結果から明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
競技エリアに含まれる実空間座標値が既知である特徴点をコントロールポイントに用いたDLTによる3次元空間の再構築方法において,これまで知られてこなかった分析空間全体の再現精度の特徴やカメラの設置位置による再現精度の変化などを明らかにすることで,競技スポーツ場面や臨床現場で煩雑なキャリブレーション作業を行うことなく,分析空間全体における偶発的な動作を簡便に精度よく3次元的に分析可能であることを明示した.本研究で得られた知見は,2023年に技術的に実現予定である個人の観察情報をデータ処理技術によって定量化して収集・分析できるシステムにおける映像撮影による動作データの取得に寄与するものとなり得る.
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