研究課題/領域番号 |
17K01725
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
内田 若希 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (30458111)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | パラスポーツ / キャリアトランジション / インクルージョン / キャリア発達 / 教育的・社会的インクルージョン |
研究成果の概要 |
アスリートのキャリア発達やトランジションに関する研究は世界的に実施されているが,パラアスリートを対象とした研究成果の蓄積は,いまだ充分ではない.このことから,パラアスリートのキャリア発達やトランジションを検討し,障害に関連する要因とキャリアの関係性を明らかにすることは重要である.本研究では,受障時期を踏まえつつ,アスリートが経験したキャリアのプロセスを検討した.対象者が直面した課題や,どのようにそれらに対処したのかに焦点を当てながら,KJ法によって質的データを分析した.その結果,受障時期によって,スポーツの開始や継続において必要とされる支援が多様であることが明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,教育的・社会的インクルージョンの視座に鑑みながら,パラアスリートのスポーツキャリア発達の全体像を捉えることを目指し,(1) 親の養育態度が障害のある子どもの運動・スポーツに対する態度に及ぼす影響,(2) わが国における教育 (体育授業) 場面 における課題,(3)「障害」の概念の捉え方に関する国際的な観点からの逸脱などを成果としてまとめた.これらの一連の成果は,教育的・社会的インクルージョンの国際的な観点からの逸脱が指摘されているわが国において,共生社会の実現やその成熟の促進に寄与するものであり,社会的意義は大きい.
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