研究課題/領域番号 |
17K01730
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
片岡 正教 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学研究科, 講師 (60611910)
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研究分担者 |
奥田 邦晴 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学研究科, 教授 (20269856)
一場 友実 杏林大学, 保健学部, 准教授 (30531470)
曽根 裕二 大阪体育大学, 教育学部, 准教授 (40612172)
岩田 晃 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学研究科, 教授 (90382241)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 障がい者スポーツ / ボッチャ / 呼吸機能 / トレーニング / パフォーマンス / 呼吸筋 / 呼吸筋力 / 脳性麻痺 / パラリンピック |
研究成果の概要 |
ボッチャ選手の競技パフォーマンス向上のため,呼吸筋トレーニングを活用した強化プログラムを開発することを目的とし,選手の競技パフォーマンス指標ならびに呼吸機能,心理的競技能力の評価を行い,関連性を検証した。強化指定選手に選考されるレベルのエリート選手は,大会で決勝に勝ち残る選手や予選で敗退する選手と比較して,投球距離が有意に長いことが確認された。呼吸機能においては,ボッチャの強化指定レベルの選手であってもほとんどの選手が拘束性の呼吸機能障害と同等の機能を有していることがわかった。また,競技パフォーマンスの高い選手の一部では,競技パフォーマンスと呼吸機能,心理的競技能力との関連性もみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は重度障がい者が参加するパラリンピック競技であるボッチャにおいて,対象者が遂行可能なトレーニング方法を考案し,その効果を検証していくものであった。対象が重度障がい者であるがゆえに,本研究で明らかになったことはボッチャ選手に限らず,重度脳性麻痺者をはじめとする重度障がい児・者にとっても関係性の強いものであることが想定される。また実施しようとしていた介入方法は比較的容易に行うことができる介入方法であると考えられるため,今後も継続して検証を進めていくことで,広く重度障がい児・者のリハビリテーション分野に還元できるものであると考える。
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