研究課題/領域番号 |
17K01738
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
青山 清英 日本大学, 文理学部, 教授 (20297758)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | コーチング学 / スポーツ指導者養成 / 帰納的理論 / 測定スポーツ / トレーニング学 / 学問論 / 実践的運動認識 / ピリオダイゼーション / 人間学 / 体力 / コーチ養成教育 / ロシア語圏 / ウクライナ / コーチング / 理論知 / 実践知 / 実践的思考 / 自然科学 / 指導者の能力 / 東欧圏のコーチング学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、英語圏と東欧圏におけるスポーツ指導者養成機関で求められているスポーツ指導者の資質・能力養成の志向性について調査・検討するとともに、その中核的理論領域である一般コーチング学の内容とその認識論的立場を検討することによって現在のコーチング学の問題点を明らかにし、「測定スポーツのコーチング学」を体系化することであった。その結果、「競技力論」、「トレーニング論」、「試合論」といった基本的な理論領野を中心に自然科学的なスポーツ科学の知識・理論だけではなく、現場から帰納的に取り出された「実践知」を基底に据えた統合的理論構築が必要なことが明らかにされた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで我が国のスポーツ指導者養成は、各競技団体がそれぞれの種目の特徴をふまえて検討されてきた。それは個別種目のコーチング学の知見をもとに構築されてきたものである。しかし、スポーツ指導者の養成は、指導者の幅広い能力の涵養の視点から当該の種目のみならず他種目との関連もふまえて整備されなければならない。このためには一般コーチング学を体系化すると共に、種目類型ごとのコーチング学を体系化することが必要となる。本研究の成果は、測定スポーツのコーチング学の体系化に寄与することができたといえる。また、昨今、社会的問題ともなっているスポーツ指導者の暴力問題に対しての提言ともなっているといえる。
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