研究課題/領域番号 |
17K01745
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 九州共立大学 |
研究代表者 |
船津 京太郎 九州共立大学, スポーツ学部, 教授 (10259658)
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研究分担者 |
大下 和茂 九州共立大学, スポーツ科学部, 准教授 (10615826)
村木 里志 九州大学, 芸術工学研究院, 教授 (70300473)
長谷川 伸 九州共立大学, スポーツ学部, 教授 (70350444)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 下肢筋群の発育 / 疾走能力の発達 / プレゴールデンエイジ / 筋厚 / 超音波法 / 下肢筋量の発育 / 大腰筋量の発育 / 児童期の疾走能力 / 筋の発育 / 大腰筋 / 超音波画像 |
研究成果の概要 |
本研究は、6~8歳の児童を対象とし、下肢の筋および大腰筋の筋量が疾走能力に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。8歳児においては、大腰筋の厚さと疾走能力との間に有意な正の相関が認められ、この頃から大腰筋が股関節屈曲動作に貢献し始めることが示唆された。下肢の筋厚は7歳まではピッチやストライドの増大に貢献し、8歳ごろからは主にストライドに貢献することが示唆された。下肢の筋群および大腰筋の発育が疾走能力に与える影響に年齢差が認められたのは、日常生活における運動の経験や運動の頻度等の負荷量の差が影響を及ぼしている可能性があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成人スプリンターにおいては、下肢筋群や大腰筋と疾走能力の関係について明らかにされていたが、発育期の子どもにおいてはその関係についての研究は少ない。本研究においては8歳ごろから成人と同様にそれらの筋群がスプリント能力に影響を与える可能性が示唆された。また、下肢筋群や大腰筋の厚さ(量)と疾走能力との関係において年齢差が認められたことは、発育の程度に加え日常の運動量の差が関係している可能性があることが示唆されたが、この点については今後の検討が必要である。子どもの疾走能力と関係のある筋群が明らかになる事で、運動プログラムに反映することができ、子どもの体力、特に疾走能力能力の向上に貢献することができる。
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