研究課題/領域番号 |
17K01750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
小原 和宏 旭川医科大学, 医学部, 助教 (40548749)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 動作解析 / スポーツ障害 / 膝蓋腱炎 / スポーツ科学 |
研究成果の概要 |
膝蓋腱炎は膝伸展機構を酷使するジャンプ動作の多いバレーボール競技に多く発症し,使い過ぎ症候群の一つとされている.膝蓋腱炎は,「繰り返し負荷」と「強い負荷」が膝蓋腱に加わることで誘発される.しかし,同じ運動負荷の選手が発症するわけではない.そこで,我々は膝蓋腱炎の発症に特異的な動力学的特徴が存在すると考えた.バレーボール選手のスパイクジャンプの動作解析を行い,踏切と着地の膝関節角度と膝関節モーメントに着目した.膝関節においては,健常被験者群と膝蓋腱炎群に差は無かったが,膝蓋腱炎群の発症膝において特異的な膝関節モーメントが生じていた.このジャンプ動作が繰り返されることで膝蓋腱炎が発症すると考えた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膝蓋腱炎の発症初期は,選手達は疼痛自制内でパフォーマンスは低下することなくスポーツ活動の継続が可能である.しかし,治療をすることなく運動を継続すると頑固な疼痛に移行し,パフォーマンスの低下や引退に至ることも少なくない.本研究の結果をフォームチェックや装具,トレーニングに応用することで,スポーツ活動を休止することなく,膝蓋腱炎の治療にいかせると考えている.更に,発症前の選手に動作解析を行うことで発症予防にも活用していきたいと考えている.
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