研究課題/領域番号 |
17K01758
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
石田 浩司 名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 教授 (50193321)
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研究分担者 |
片山 敬章 名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 教授 (40343214)
安藤 創一 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (50535630)
須藤 みず紀 公益財団法人明治安田厚生事業団体力医学研究所, その他部局等, 研究員(移行) (10585186)
高石 鉄雄 名古屋市立大学, 大学院システム自然科学研究科, 教授 (50216610)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 二重課題 / 認知課題 / 運動課題 / 自転車運動 / 呼吸循環応答 / 高齢者 / 注意機能 / 作業記憶 / 認知機能 / 干渉 / 加齢 / 短期記憶機能 / 実行機能 / 二重課題干渉 / ストラテジー / 認知症予防 |
研究成果の概要 |
運動と認知の二重課題について,一方の課題の種類や難易度を変えた時の,両方のパフォーマンスへの影響と加齢による違い,さらに二重課題開始時の呼吸循環応答の動態を検討した.その結果,1)自転車運動の回転数を変えて二重課題を実施すると,運動の正確性が低下し,高齢者では低速時に速く漕ぐ傾向があること,2)認知課題を変えた時の二重課題では,運動パフォーマンスが作業記憶課題で低下し,認知パフォーマンスでは注意機能が影響を受けやすく,高齢者では向上する場合もあること,3)二重課題開始時の各種応答は単独運動より大きく,それは認知と運動の効果が単純加算されること,高齢者の応答は若年者より遅いことが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで二重課題について,本研究のような基礎的な部分についてのエビデンスが少なかった.先行研究において,二重課題による認知への影響や,二重課題トレーニングの効果が異なるのは,用いる課題によって結果が異なることが原因の一つであることが今回研究で示唆されるなど,今後の二重課題に関する研究の発展に,本研究が多大に寄与するという点で,学術的意義が高いといえる. また,高齢者の二重課題実行時に,運動が速くなることや精神的ストレスがかかりやすいなど,二重課題の注意すべき点が示されたこと,高齢者の認知機能は課題が複雑になるほど低下する,という社会通念を覆したという点で,社会的意義があるといえる.
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