研究課題/領域番号 |
17K01784
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
原 丈貴 島根大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (40420723)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 座位時間 / 身体活動量 / 大学生 / スタンディングデスク / 座位行動 |
研究成果の概要 |
大学生の座位時間は,身体活動量を確保している群と確保できていない群に差はみられず,身体活動量と座位時間は関係しないことが示された.平日の座位時間の学年差をみると4年生に比べて1年生で長く,1年生ではアルバイトや学内におけるエレベーターの使用頻度が座位時間と関係していることが認められた.また,学生が学内でスタンディングデスクを使用することにより,通常の机を使用した日に比べて座位時間は短く,日中を通した心拍数は10拍/分程度高い数値で推移していたことから,スタンディングデスクは,学内での行動を制限せずに座位時間の削減と低強度の身体活動量の確保に繋がるツールであることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動習慣のない大学生の座位時間は身体活動量の多少に関わらず長いことが示され,授業時間外での生活活動が座位時間と関係することが明らかとなった.また,低学年の学生ほど座位時間が長くなる傾向にあり,学生の長時間におよぶ座位時間を削減させるためには,入学時からのアプローチが重要であると考えられる.また,座位時間削減のための1つの手法として,内発的な動機づけに頼らない環境面からアプローチしたスタンディングデスクの活用が有効であると考えられる.
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