研究課題/領域番号 |
17K01824
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 大東文化大学 |
研究代表者 |
日野 るみ 大東文化大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (60451770)
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研究分担者 |
大城 聰 大東文化大学, スポーツ健康科学部, 教授 (30160485)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 甲状腺癌 / 蛍光プローブ / イメージング / 甲状腺乳頭癌 / 甲状腺 / 乳頭癌 / 腫瘍 / 癌 |
研究成果の概要 |
申請者は、東京大学生体情報学教室浦野教授らが開発した癌特異的蛍光プローブに着目し共同研究に至った。申請者は甲状腺疾患の病理診断を専門としている為、蛍光プローブを甲状腺癌に応用し研究を進めた。研究は甲状腺悪性腫瘍の中で最も頻度の高い乳頭癌を対象にし、複数ある蛍光プローブの中から甲状腺乳頭癌特異的蛍光プローブを選定した。国家公務員共済組合連合会虎の門病院で倫理申請が受理され、甲状腺乳頭癌手術検体に対して蛍光プローブ法を実施した。その結果、甲状腺乳頭癌特異的な蛍光プローブが存在し、臨床検体に応用出来る事を見出し報告した(Hino R et al, Thyroid Research 2018)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東京大学生体情報学教室浦野教授が開発した蛍光プローブが癌特異的に光ることが報告され、申請者も共同研究で甲状腺癌特異的に光る蛍光プローブを見出し、倫理申請を経て、臨床的に研究を進めたた。その結果、甲状腺乳頭癌に特異的な蛍光プローブを見出し、臨床応用可能な事を証明し報告した。蛍光プローブ法は、試薬をかけるだけで、数分で癌細胞が光る簡便で画期的な方法であり、甲状腺癌早期発見、予防、あるいは福島原発事故後の甲状腺癌検査法への貢献という意味から、検査学的、医学的あるいは社会的貢献度は極めて高い。
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