研究課題/領域番号 |
17K01852
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
坪井 一人 川崎医科大学, 医学部, 講師 (80346642)
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研究分担者 |
宇山 徹 香川大学, 医学部, 助教 (30457337)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 小腸 / 肥満 / 脂質代謝 / リン脂質 / 小胞体 / 酵素 / 脂質メディエーター / 加水分解酵素 / 食欲 / リゾホスホリパーゼD / 代謝 / 脂質 / 生活習慣病 |
研究成果の概要 |
N-アシルエタノールアミンは小腸で生合成されて食欲抑制・脂肪分解などの生物活性を示す抗肥満脂質である。本研究では、(1) 小腸においてグリセロホスホジエステラーゼ7 (GDE7)などの酵素が関与する反応経路が重要であること、(2) この反応経路に前駆体脂質を供給する酵素が酸性リン脂質による正の活性制御を受けること、(3) GDE7が小胞体内のカルシウムイオンで常時活性化されていることを示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義として、いまだ解明の進んでいないN-アシルエタノールアミンの哺乳類体内における生成機構において、GDE7などの酵素が関与する経路の小腸における重要性を示したとともに、本機構の活性化メカニズムを提示したことが挙げられる。社会的意義として、生体内に備わっている抗肥満作用の機構解明に貢献することや、関連酵素の活性を制御する薬物やN-アシルエタノールアミンの関連化合物の新規抗肥満薬としての応用に繋がることが挙げられる。
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