研究課題/領域番号 |
17K01854
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
正木 孝幸 大分大学, 医学部, 准教授 (00423715)
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研究分担者 |
後藤 孔郎 大分大学, 医学部, 講師 (10457624)
柴田 洋孝 大分大学, 医学部, 教授 (20245484)
加隈 哲也 大分大学, 保健管理センター, 准教授 (80343359)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 肥満症 / 認知症 / 認知機能 / 肥満 |
研究成果の概要 |
今回の研究で肥満症により変化する因子と認知機能との関係の解析を行い、肥満において認知機能を変化させる機序について解析した。研究概要として肥満症と通常食群のモデルを用いて記憶能について解析した。通常食群と肥満症群をY字迷路へ挿入して空間作業記憶の解析した所、肥満症群において通常食群と比較して記憶能の低下を認めた。また受動的回避検査で肥満症群において受動的回避解析装置の暗室に入る潜時の短縮所見を認めた。併せて肥満症群では視床下部内のTNF-alphaの上昇所見を認めた。これらの結果より肥満症マウスでは視床下部TNF-alphaの上昇と認知機能が低下する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国では中高年男性を中心に肥満症は増加している。またアルツハイマー型認知症など認知症が増加している。近年の研究では認知症において、肥満が一因となり認知機能の低下へ繋がる可能性が報告されている。今回の研究では肥満症により変化する因子と認知機能との関係の解析を行い、肥満において認知機能を変化させる因子について解析することである。今回の研究により、認知症における肥満の関連について、特に脳内の視床下部因子についての知見を調べるところに学術的意義や社会的意義があると考えられる。
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