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痩せた女性の糖負荷後高血糖の原因探索とその臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 17K01868
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 応用健康科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

佐藤 淳子  順天堂大学, 医学部, 准教授 (10529837)

研究分担者 染谷 由希  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (10597090)
田村 好史  順天堂大学, 国際教養学部, 教授 (80420834)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード痩せ / 女性 / 糖代謝異常 / 閉経 / 骨格筋量 / 糖消失率 / 日本人女性 / 糖尿病 / レジスタンストレーニング / 痩せた女性 / 糖代謝 / IGT / 閉経後女性 / 生活習慣病
研究成果の概要

BMI18.5㎏/㎡未満のやせた女性における身体的・代謝的特徴を調査したところ、50~65歳の痩せた閉経後女性のうち約37%に耐糖能異常を確認し、20代の若い痩せた女性や正常体重者と比較して高い結果であった。やせた閉経後女性で糖負荷後の血糖値が高い人は、インスリン分泌が低いこと、除脂肪体重(全身の筋肉の量を反映)が少ない、筋細胞内に脂肪が蓄積していることが明らかになった。また、ダブルトレーサー法での糖負荷試験の結果、痩せた閉経後女性の高血糖の主因は末梢での糖消失率の低下であり、標準体重者や肥満者とは病態が全く異なることが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、女性の「痩せ」が世界的に問題であり、特に日本人女性の8人に1人、20代女性の5人に1人以上が「痩せ」と判定され先進国の中で最も痩せ傾向が進んでいる国である。「痩せていれば健康」ということはなく、痩せた女性は太った女性と同様に糖尿病の発症リスクが高いことが報告されており、本研究においても、やせた閉経後女性の約3割に耐糖能異常が確認され、骨格筋量の減少が関連していることを明らかにした。「痩せた女性」にフォーカスを当てた包括的研究は世界的にも例が無く、わが国だけでなく、世界に向けて“痩せのリスクの重要性”を示すことのできる大変貴重なデータになったと考える。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] やせた閉経後女性のIGTの病態解析2018

    • 著者名/発表者名
      鈴木瑠璃子
    • 学会等名
      第61回日本糖尿病学会年次学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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