研究課題/領域番号 |
17K01935
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 岐阜工業高等専門学校 |
研究代表者 |
青木 哲 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (80321438)
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研究分担者 |
須藤 美音 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20581812)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 保育室 / 温度 / 湿度 / 換気 / 加湿 / 東北 / 九州 / こども園 / 幼稚園 / 保育所 / アンケート / インフルエンザ / 環境調整 / 建築環境・設備 / 感染症 / 衛生 / 人間生活環境 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、幼稚園や保育園等における冬季の室内環境と感染症対策のための環境調整方法の実態を明らかにすることである。調査対象は東北・九州地方である。アンケート調査では、室内環境に関わるインフルエンザ対策として「換気」が最も多く挙げられており、換気設備よりも窓開け換気が重視されていた。ただし東北地方では換気よりも加湿が優先されていた。実測調査からは、東北地方の施設で九州地方よりも室温・絶対湿度が高い傾向がみられた。二酸化炭素濃度では、東北地方の施設で高い傾向がみられた。地域の外気特性にあわせて、保育室での適切な換気量を維持しながら、適切な湿度に保つ方法を具体的に提示していくことが必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東北地方、九州地方に立地する幼稚園・保育所・こども園等を対象とした有効回答数1625園のアンケート調査及び計44園の温湿度及び二酸化炭素濃度の実測データにより、冬季の保育室の室内環境の実態と、インフルエンザ対策や環境調整方法について幅広く把握できた。これらのデータは、今後の保育室の温熱環境・換気回数などの目標値の制定や、環境調整の手法を提案する上で非常に有用である。また、室内環境や環境調整方法には、外気候の影響による地域差が明確にみられており、多様化する環境調整機器の室内環境に与える影響を明確にしながら、地域特性に見合った換気・加湿方法の提案が有効であることが明らかにできた。
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