研究課題/領域番号 |
17K01969
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ケミカルバイオロジー
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
藤垣 英嗣 藤田医科大学, 保健学研究科, 講師 (00612631)
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研究分担者 |
毛利 彰宏 藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (20597851)
服部 恭尚 京都薬科大学, 薬学部, 講師 (20567028)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 統合失調症 / キヌレン酸 / トリプトファン代謝 / キヌレニンアミノトランスフェラーゼ |
研究成果の概要 |
Kynurenine aminotransferase 2 (KAT2) はキヌレニン(KYN)からキヌレン酸(KYNA)を生合成する酵素である。脳内でのKYNAの蓄積は統合失調症の病態に関与することが報告されていることから、KAT2阻害剤による脳内のKYNA産生の制御は統合失調症の治療に有用であると考えられる。本研究により、グリチルリチン酸(GL)とその誘導体はKAT2阻害剤であることが明らかになった。これらの化合物は統合失調症の治療薬として利用できる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、グリチルリチン酸やその誘導体はKAT2阻害剤であることが明らかになったことから、これらの化合物は統合失調症の治療薬として利用できる可能性がある。また、これらの化合物は甘草の根に含まれる成分であり、医薬品や漢方薬の有効成分として広く用いられている。グリチルリチン酸を含む漢方薬には統合失調症の症状を緩和させるという報告もあり、グリチルリチン酸の作用の一つとしてKAT2阻害が関与することが示唆された。
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