研究課題/領域番号 |
17K02059
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 大阪成蹊大学 |
研究代表者 |
国枝 よしみ 大阪成蹊大学, 国際観光学部, 教授 (60465870)
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研究分担者 |
山田 勅之 北海商科大学, 商学部, 教授 (40582995)
小長谷 一之 大阪公立大学, 大学院都市経営研究科, 教授 (50225463)
野村 佳子 摂南大学, 経済学部, 教授 (60583705)
原田 弘之 大阪成蹊大学, 国際観光学部, 准教授 (60966266)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 最も美しい村 / 少子高齢化 / 持続可能 / COVID-19 / ブランド / 交流人口 / 地域間比較 / 自治体 / 住民 / 関係人口 / 観光マネジメント / コロナウイルス / 観光行動 / 地域観光 / リスク / サービスオペレーション / ブランドマネジメント / 宿泊施設 / 高齢化 / サステナビリティ / 住民意識 / 地域活性化 / フランス / 村 / 住民の知覚、態度 / 高齢 / 少子化 / 品質 / 地方 / 高齢社会 / 農業 |
研究成果の概要 |
フランスにおける歴史的遺産や景観を守るために構築した「最も美しい村」連合の枠組みを調査した結果、約150の村の高品質イメージの維持・管理のみならず、経済基盤の脆弱なコミュニティの観光面での価値向上の枠組みであることが明らかになった。一方、同様の仕組みである日本の連合については、宿泊施設や自治体への調査の結果、フランスのような強いブランドとして認知されていないことが課題であった。一方、COVID-19感染拡大期における旅行意識調査からは、コロナ後の旅行先として選択される可能性が示されたことや住民の連合の活動への参画は村の活性化や環境保全や美化等に寄与している点が日本の特徴として示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フランスの先進事例は、過疎が進む地域においても景観、歴史・文化等の一定の基準を満たした観光資源を活かしながら、「連合」というネットワークを構築することで観光客の受入れや交流人口の増加が見込めることを示している。そのためには、「最も美しい村」という強力なブランドを確立し、保証、管理することや継続的なプロモーションが欠かせない。我が国の場合「連合」が未だ十分認知されていないことから加盟自治体を増やしながらブランドの構築と効果的なPRを継続して実施することが重要である。住民の主体的な地域活動へも交流・関係人口につながることから学術・社会両面から今後も必要な政策を示したと考えている。
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