研究課題/領域番号 |
17K02069
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
田中 重人 東北大学, 文学研究科, 准教授 (60294013)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 科学技術・医療・生命 / 生殖医学 / 妊孕力 / 卵子 / 疑似科学 / 知識 / マスメディア / 科学コミュニケーション / 社会学 / 政治学 / 人類学 / 医療・福祉 / 老化 |
研究成果の概要 |
加齢による妊孕性の低下に関する非科学的な知識の生産・流通の実態を調査し、非科学的なグラフやそれを「卵子の老化」と結びつける言説が本格的に出現したのは2011年以降であること、しかしそれ以前から専門家が同様の知識を使っていたこと、そのような知識が「少子化」政策と結びついた歴史的な背景を明らかにした。また、専門家による言説やその政治的な利用について、非専門家がチェックする体制を確立するための方法論について考究した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでよくわかっていなかった2010年代の「卵子の老化」キャンペーンの実態とその背景、「少子化」政策との関連について、実証的に明らかにした。また、非科学的知識が政策と結びつく危険性を排除する方法を提唱した点で、社会的意義を有している。
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