研究課題/領域番号 |
17K02291
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
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研究機関 | 多摩美術大学 |
研究代表者 |
松田 嘉子 多摩美術大学, 美術学部, 教授 (80407832)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | アラブ音楽 / トルコ音楽 / マカーム / タクスィーム / 旋法 / 即興演奏 / ウード / 中東 / 北アフリカ |
研究成果の概要 |
アラブ古典音楽のタクスィーム(即興演奏)の方法と美学に関する研究を推進し、マカーム(旋法)の種類ごとに、基本構造と、近親調等の派生形を分類整理した。タクスィームには、導入・展開・転調・帰結等、伝統的に培われてきた旋律形があるが、その典型と演奏家の個性による創造の関係を照査した。現地調査をマレーシアとカタールで行った。研究成果展として公開講座を実施し、実演を交えて解説した。講座の記録はDVDとして残し、一部をYouTubeにも公開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アラブ音楽と言えば、「民族音楽」の一つとして、主として民俗学的アプローチの対象であり、西洋クラシック音楽に匹敵するような理論や学識があるとは考えられていなかった。あるいは理論が難解とされていた。当研究はアラブ古典音楽の基盤であるマカーム理論を探究し、マカームの最高の表現であり演奏家の知識と技量の結実である即興演奏タクスィームを多く記録、分析した。マカームの構造とその動きが解析され、アラブ古典音楽理論の解明が大きく前進した
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