研究課題/領域番号 |
17K02350
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
平野 恵美子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 準研究員 (30648655)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ロシア音楽 / 帝室劇場 / マーモントフ / ジミーン・オペラ / ザデラツキー / マリインスキー劇場 / ボリショイ劇場 / ロシア・オペラ / コレシチェンコ / 魔法の鏡 / アルセニー・コレシチェンコ / 後期ロマン派 / マリウス・プティパ / セルゲイ・ラフマニノフ / キュイ / バレエ / 私立オペラ / 農奴劇場 / バレエ・リュス / ロシア / 音楽劇場 / オペラ |
研究成果の概要 |
革命前のロシアでは、資本主義が発達し、皇族や貴族だけではなく、大勢の一般市民も劇場に足を運ぶなど、娯楽を楽しんだ。劇場の数も増え、マリインスキー劇場やボリショイ劇場といった帝室や官制の主要な劇場だけではなく、マーモントフの私立オペラやジミーン・オペラなど、裕福な資本家達による劇場の経営が拡大した。また、当時の植民地経営やいわばグローバリゼーションにより、日本やインドネシアなど欧州以外の国々からの公演も行われた。このように豊かになった劇場文化の様相に光を当てることが出来たと考える
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最近はロシアでも、革命前の劇場文化に注目が集まっており、一般の音楽愛好家にはその一端しか知られていなかった様相の豊かさや深さを伝えると共に、上述のように、当時の西欧と東洋の芸術活動における交流の一端も明らかにすることが出来た。また、失われた演目の復活や、上演時に情報を提供できた。 芸術文化には不変の価値があり、政治体制や経済の状態で、ロシアという国を好意的に思っていない日本人も、音楽など芸術の魅力でロシアに対する考えが肯定的に変わる可能性があり、本研究は二国間の友好に大いに貢献すると考えられる。
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