研究課題/領域番号 |
17K02374
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 尚美学園大学 |
研究代表者 |
八木 良太 尚美学園大学, 芸術情報学部, 准教授 (70626473)
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研究分担者 |
亀井 克之 関西大学, 社会安全学部, 教授 (10268328)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | コンサートイベント / コンサートビジネス / リスクマネジメント / リスクコントロール / 経営戦略と経営組織 / アートマネジメント / セキュリティマネジメント |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、リスクコントロールに焦点を当て、(1)コンサートイベントのリスクコントロールの具体的手段にはどのようなものがあるのか、(2)最適なリスクコントロールの実践に必要なものは何か、(3)リスクコントロールの有効性と限界、について検討することである。結果として、「契約」や「警備業」を通じたリスクコントロールの実践には、ソフト・コントロール(組織トップのリーダーシップ、リスクコミュニケーション、組織文化)が重要な鍵を握ることが明らかになった。しかしながら、コンサート主催者のソフト・コントロールは不十分で、ソフト・コントロールの徹底がコンサートイベントのリスクマネジメントの課題である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、コンサート産業を研究の対象とし、リスクマネジメント理論に依拠しながら、文献調査や聞き取り調査、フィールド調査を行うことにより、コンサートイベントのリスクコントロールの実態を明らかにした。これは、学術的には研究対象、研究領域および研究手法の点で初めての試みである。本研究により、コンサートイベントのリスクマネジメントの実態が解明されることで、コンサート産業の発展に寄与する重要な示唆をもたらすと同時に、文化芸術全体のリスクマネジメントに対して有益な実践的含意を提示することができる。さらには、コンサート産業研究およびリスクマネジメント研究の発展においても大きく貢献するものと考える。
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