研究課題/領域番号 |
17K02379
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
川上 央 日本大学, 芸術学部, 教授 (20307888)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 音楽 / 演奏 / 感情 / 動作 / スキル / モーション / 二次元化 / 演奏動作 / モーションキャプチャ / 二次元マッピング / 弦楽器 / 平均モーション / 音楽感情 / 鍵盤楽器 / 二次元マップ / 中国琵琶 / 演奏モーション / 楽器演奏 / 視覚化 |
研究成果の概要 |
2Dimentionsでの音楽感情の測定法はリアルタイムでの音楽感情の変化を記録することを可能としているが、モーションデータから感情価を抽出する方法を実現化させることを目標にして研究をスタートさせた。計測した楽器および演奏者のデータ結果を踏まえて、その演奏と関連性が検討できる演奏者を選び、楽器演奏時のモーション計測を行った。このデータから動作速度、加速度、周波数分析、動きの位置、角度の変化などの詳細なデータ分析を行い、平均的動作と各感情の動作の差を用いて分析を行った。その結果、Juslinの5つの感情において、それぞれの感情の中でもフレーズの特徴によって動作の違いがあることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スキルサイエンスの最高峰の研究対象である音楽演奏に対して、モーション解析だけにとどまらず、音楽演奏の醍醐味である感情伝達を検討しながら分析を行ったことは学術的な意義がある。さらには、世の中で一流と評価されている演奏家をモーションキャプチャの実験対象としており、一流の演奏家に共通した身体の使い方や音楽のフレーズに合わせた動きの使い分けなど、かなり詳細な点まで分析を行ってきた。今回の研究で示唆された内容は、誰でも真似をして演奏ができるようになるようなデータではないが、長い年月を経て体に覚えさせてきた演奏スキルや音楽への感性がこのようなブレのないデータを作り出していることは社会的意義が高い。
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