研究課題/領域番号 |
17K02400
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 立命館アジア太平洋大学 |
研究代表者 |
金井 秀介 立命館アジア太平洋大学, 教育開発・学修支援センター, 准教授 (90635492)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 地方独立系小規模映画館 / 経営戦略論 / 顧客価値創造 / 質的研究 / アクターネットワーク理論 / マーケティング / エスノグラフィー / ケーススタディ / グラウンデッドセオリー / 組織エスノグラフィー / 事例研究 / コンテクスト |
研究成果の概要 |
本研究は、地方の独立系小規模映画館がどのようにして顧客価値を創造しているのか、そのメカニズムを、日本とイギリスの比較研究の観点から明らかにすることを目的とし、主に日本国内の映画館の研究を主に経営者へのインタビュー、映画館でのフィールドワーク、及び文献研究の形で行った。 その結果、成功している映画館には以下の共通性がみられることがわかってきた。1)映画館(経営者)ごとに異なる"映画観"(顧客にとっての映画価値)が存在し、それに基づいて、2)顧客に他社とは異なるユニークなコンテクストで映画を提供し、それにより、3)映画館ごとに異なる強固な固定客層の獲得に成功していると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般的にチェーン店などの大規模ビジネスは商品やサービスをより安価で効率よく顧客に提供することに優れているが、画一的な価値の提供になりがちである。経済は人々の生活において非常に重要であり、そこで提供される価値のあり方は人々の生活の質、ひいては人生そのものに多大な影響を与える。 本研究は、地方の独立系小規模映画館の価値創造のあり方を研究テーマとしているが、広く捉えれば「大都市」「大規模」に対して「地方」「小規模」、さらに言い換えると、「一元化」に対して「多様化」の社会そのもののあり方を科学的に研究することに焦点を置いている。
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