研究課題/領域番号 |
17K02593
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
和田 章男 大阪大学, 文学研究科, 名誉教授 (00191817)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | プルースト / 『失われた時を求めて』 / 音楽受容 / 文学と音楽 / 草稿研究 / 生成研究 / 古楽復興 / 失われた時を求めて / 音楽批評 / フランス文学 / マルセル・プルースト / 分野横断研究 / フランス音楽 / ドビュッシー / ペレアスとメリザンド / 受容研究 / ワーグナー / ベートーヴェン |
研究成果の概要 |
マルセル・プルースト(1871-1922)の大作『失われた時を求めて』には架空の音楽家ヴァントゥイユの作品が重要な役割を持つだけでなく、実在の音楽家についての批評言説が数多く見られる。草稿・書簡の調査によって作家の音楽聴取・受容の様態を明らかにするとともに、第三共和政下のパリにおける音楽演奏の記録、新聞・雑誌等の音楽評論の調査を行い、プルーストの音楽観を音楽批評史の中に位置づけることによって、その独自性のいくつかの側面を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は世界的に多くの研究が行われるとともに日本でも多大な関心が持たれているフランス人作家マルセル・プルーストの大作『失われた時を求めて』が文学・芸術論の小説化であるという観点から、特に作家の音楽受容と小説創造の関係を追求する。報告者が長年調査してきた草稿資料に基づき実在の音楽家や音楽作品がいつ、どのように小説に導入されたかをかを問うことによって文学テクストの「内」と「外」を関係づけるとともに、文学と音楽という異なるジャンルにまたがる分野横断的研究としての意義を持つ。
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