研究課題/領域番号 |
17K02709
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 室蘭工業大学 |
研究代表者 |
塩谷 亨 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 教授 (10281867)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | ポリネシア諸語 / 対照研究 / 語類 / 品詞 / ハワイ語 / タヒチ語 / サモア語 / 言語学 |
研究成果の概要 |
ポリネシア諸語における四つの形態素タイプ(自立語、小辞、接語、接辞)の区分、及び自立語に属する二つの語類(動詞、名詞)の区分に関する様々な問題について調べた。その際、同系の形態素が言語によって別の形態素タイプになっている事例、ある形態素がどの形態素タイプ或いはどの語類に属するか決めるのが困難な事例に注目した。本稿ではこれらの事例を説明するために有効な視点を提供した。更に、ポリネシア諸語に適した形態素タイプの分類とはどのようなものであるか考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本稿で示された二つの視点、すなわち、元々は複数の接語が並んで自立語に付加されていた所で、その複数の接語の機能が一つの接語に形式的に融合された場合があると考える視点、そして、一部の接語について、名詞句に付加されるか動詞句に付加されるかの区分に関して曖昧性を持っている場合があると考える視点、の二つの視点を用いることで、語類に関連する様々な問題を説明することができる。このような視点は、ポリネシア諸語以外の語類に関わる問題にも応用できるものと期待される。
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