研究課題/領域番号 |
17K02752
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
村杉 恵子 (斎藤恵子) 南山大学, 国際教養学部, 教授 (00239518)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | Mimetics / Adjecctival Verbs / Adjectival Nouns / Binomial Adjectives / Agglutinative language / head-final language / Root Infinitives / Iconicity / Agglutinative Language / Adjectival Verbs / Grammar of Mimetics / Adjectives / Innovative words / 生成文法理論 / 第一言語獲得 / 言語間変異 / パラメター / 類型論 / 言語獲得理論 / ミメテイックス / 膠着語 / 形態論 / 若者言葉 / 疑似主節不定詞 / Agglutinative languages / innovative compound / child language / food descriptions / ミメティックス / 生成文法 / 母語獲得 / 主節不定詞現象 / 時制 / アイコニック / 獲得 / mimetics / 擬態語 / 動詞 |
研究成果の概要 |
世界の言語には普遍性がある一方「相違点」も存在する。その一つにMimetics(擬態語等)の多様性と文法がある。Mimeticsやそれを含む言語表現はどのような文法特性を示すのか。それはなぜか。 日本語の幼児言語の特徴(例:ぴーた)や、若者言葉などにみられるBinomial Adjectives (例:ふわとろな)に関する記述の基盤的題材とし、主節不定詞現象やMimeticsを語幹として選択する「な」形容詞(形容動詞)の意味的・文法的特性について分析した。その成果は、日本国内ならびに国際学会での口頭発表や国際学術ジャーナルでの出版、John Benjamins出版からの書籍などに発表された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
なぜ世界には、Mimeticsを豊かに文法に取り入れうる仕組みをもつ言語と持たない言語があるのか。本プロジェクトはその問いに対して、生成文法理論を基盤として、大人の文法、幼児の言語獲得、若者の新造語などの観点から考察し、その問いへの解明に近づいた点に意義がある。 主要部後置言語であり、膠着語である日本語において、Mimeticsが、様々な範疇の主要部の語幹として選択される特徴を体系的に示した本プロジェクトは、一見規則なく自由に作られているように見える幼児言語や若者言葉にみられる「新造語」が、多言語にも通ずる意味的特徴や普遍的な文法があることを示す点においても学術的社会的意義が見いだされる。
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