研究課題/領域番号 |
17K02759
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
|
研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
長谷川 由美 近畿大学, 生物理工学部, 准教授 (40585220)
|
研究分担者 |
本田 久平 大分工業高等専門学校, 電気電子工学科, 教授 (40342589)
田中 省作 立命館大学, 文学部, 教授 (00325549)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 手話 / 指文字 / パターン認識 / ゆらぎ / 教材開発 / 手指形状 / 誤りデータ / 教材 / 指文字の表出 / 指文字の読み取り / 手指形状のゆらぎ / 読み取り / 表出 / 3次元データ / コンピュータビジョン / 言語学 / 手話(指文字) |
研究成果の概要 |
本研究では、動きを伴わない41の指文字を、目で見た観察的観点とパターン認識技術を利用した情報的観点から指文字を観察し、それぞれの指文字の本質的な形を明らかにしようとした。ここでの本質的形というのは、例えば、どのような手の形が指文字「あ」が「あ」であるとわかるようにしているかという形のことである。手の関節の位置を推定できるOpenPoseというソフトウエア、Leap Motionというソフトウエアや赤外線カメラを使って、手の中心からそれぞれの指先までの距離と方向を計算し、各指文字の本質的な形について、データ分析を行った。これらのデータを利用して、指文字を学ぶ人のための指文字の冊子を作成した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
手話を学習している人や、手話をコミュニケーション方法としている聴覚障がい者の指文字のデータを集め、各指文字の本質的な形を明らかにすることができた。その目的を達成する過程で得たデータを使って、初めて手話を学ぶ人が、学習をスムーズにスタートできるように指文字学習小冊子「指文字in JSL」を作成した。複数の写真やイラストが使われているので、手の形をまねやすく、間違えた手の形を覚えてしまわないように工夫されている。また、同じ文字でも人によって少しちがう様子も見ることができ、今までにない教材作りができた。大学の授業や地域の手話サークルで使う予定であり、大学内のみならず、地域での活動にも利用できる。
|