研究課題/領域番号 |
17K02772
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
齋藤 文俊 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (90205675)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 日本語史 / 聖書翻訳 / 漢文訓読 / 日本語意識 / 近代語 / 聖書 / 翻訳 |
研究成果の概要 |
本研究は、明治初期という、漢文訓読体が優勢であった時代に、「日本語」がどのように意識されていたのかを明らかにするため、漢訳聖書の影響をうけて翻訳された複数の「聖書」を資料としてとりあげ、漢文訓読語法や当時の俗語などの「やさしい日本語」がどのようにその中に含まれているのかを調査し、また、明治初期の翻訳小説などの漢文訓読語法と対照することにより、当時の「日本語意識」の形成過程を明らかにしたものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
聖書の語彙・語法・文体の研究は、江戸から明治にかけての文章語の全体像を研究していく上で不可欠なものであり、日本語史研究および近代日本文学研究に貢献することができる。また、近代以降の文学作品をはじめ、聖書の語句は様々な形で引用されており(「初めに○○ありき」などという言い方はその典型であろう)、それらの表現がどのように形成されてきたのかも解明される。さらに、近代日本におけるキリスト教受容史、また、聖書翻訳学の研究面でも寄与できるものと考える。
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