研究課題/領域番号 |
17K02909
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
今井 裕之 関西大学, 外国語学部, 教授 (80247759)
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研究分担者 |
吉田 達弘 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (10240293)
名部井 敏代 関西大学, 外国語学部, 教授 (20368187)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 発達の最近接領域 / 言語活動 / 思考力、判断力、表現力等 / 授業分析 / 活動理論 / 自己調整学習 / 授業分析研究 / 対話を通した意味理解 / 言語知識の変容 / transformation / 外国語科授業分析 / 言語活動改善 / パフォーマンス評価 / 授業談話分析 / インプット再考 / ZPD / 教師教育 / 授業の省察 / 言語活動分析 / タスク / 対話的,協働的学習 / 思考力判断力表現力 / 知識および技能 / 教授法 / 口頭フィードバック / 対話と学習 |
研究成果の概要 |
本研究は,中学校,高等学校の英語授業内活動を「発達の最近接領域(Zone of Proximal Development = ZPD)」を鍵概念に分析し、英語学習者の言語活動を通したコミュニケーション力の変容を明かにし、その研究結果を学会はもとより、中高の教員との研修の場で共有し、思考力、判断力、表現力等の育成方法の開発と改善を行うことを目的とした。途中コロナ禍の影響を受け、学校教育現場での調査研究や研修機会を失ったことで、大幅な遅延を余儀なくされたが、2021年度後半からの状況が改善され、言語活動内での学習者間の「対話的な学び」の事例共有と授業開発を推進することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、学習指導要領の「思考力・判断力・表現力等」の育成に不可欠な「言語活動」が備える要件(Goal Rule Role Tool)、生徒のパフォーマンス評価方法、「主体的に学習に取り組む態度」を授業中の言語活動を通して育成、評価する方法に至るまで「発達の最近接領域」や活動理論、ダイナミックアセスメント、自己調整学習等の理論的枠組みで、言語活動や授業実践を分析できた点にある。また社会的意義としては、それらの成果を学会等にとどまらず、各都道府県の教育委員会が実施する教員研修会、学会等での授業研究会やワークショップ等で積極的に公表し、学校での英語授業改善に貢献しようとした点にある。
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