研究課題/領域番号 |
17K02913
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
藤原 三枝子 甲南大学, 国際言語文化センター, 教授 (50309415)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ドイツ語 / 外国語学習観 / 英語学習経験 / ドイツ語を使う自分 / 教師調査 / 授業参観 / 初級ドイツ語 / 外国語教育観 / 質問紙調査 / 聴き取り調査 / 学習者の学習観 / 教師の教育観 / ドイツ語を使う自己像 / 英語学習観 / 教師のビリーフ / 独語学習 / コミュニカティブな授業 / 英語学習 |
研究成果の概要 |
ドイツ語学習者は、高校英語を「テスト準備としての勉強」が中心で「異文化間コミュニケーションの準備としての学習」は少なかったと考えている。ドイツ語の授業環境に対する認知は、英語学習経験に関連していた。ドイツ語教師は、口頭コミュニケーションや文化・社会事情を教えたいと希望し、日本語訳を必要とは考えていない。また、学習者は、単位取得等に関する道具的動機づけが強く、ドイツの文化や社会への関心は、学習意欲に直接的影響が見られない。理想L2自己の形成には、自律性と有能感を育成する授業環境が必要である。教師調査では、教師の学習経験や教授経験の言語化を教師と参観者が共有することで多層的な省察を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ドイツ語教育において、外国語に対する学習観と態度及びその変化に注目し、明確な研究手続きによって行われた調査研究はまだ非常に少ない。とりわけ、大学におけるドイツ語学習を、英語学習を体験した学習者の中にさらに培われる外国語学習経験として連続的・複合的に捉える科学的な研究は管見の限り、まだ少ない。 本調査は、大学でのドイツ語教育が外国語教育全体の大きな目標の一つである言語を使うことができる学習者を育成するために何ができるのかを提案できる研究と考える。
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