研究課題/領域番号 |
17K02967
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
木村 裕三 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (80304559)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 複雑系理論 CDST / 活動理論 AT / 複線径路等至性 TEA / 外国語学習の動機づけ / 学校英語教育の動機づけ研究 / 複雑系理論 / 活動理論 / 複線路等至性アプローチ / 複線路等至性アプローチ(理論) / 質的研究 / NVivo / 東アジア3か国の中等教育機関英語教育 / 英語教育・学習の動機づけ理論の比較・精緻化 / DMC / 東アジア3か国の中等教育機関の英語授業 / 質的データ研究 / DMC / 外国語教育・学習動機づけ / 複線経路等至性アプローチ |
研究成果の概要 |
本研究は英語教育と学習の動機づけ研究に援用される理論の精緻化を目的とした研究である。東アジア3か国の後期中等英語教育段階の学校英語教育現場の授業を長期参与観察し、動機づけの変遷のプロセスを、主体者(教師・生徒)と地域性(日本・中国・韓国)に着目して実施した。援用した動機づけ理論は、複雑系理論(CDST)と活動理論(AT) 、複線路等至性アプローチ(TEA)である。 TEAによる教師の動機づけ解釈により,教師の英語授業への動機づけが,異なる分岐点を経て異なる径路で変遷し,教師として成長していく道程が明らかとなった。また,CDSTのメタ理論性について,ATの上位概念として位置づくことを論じた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまで単一の理論で解釈されていた外国語教育・学習の動機づけ研究に対し、複数の理論を援用した結果、動機づけとしての異なる風景が提示された点が学術的・社会的意義として挙げられる。とりわけ、その学術的起源と発展が異なるCDSTとTEAによる外国語教育・学習の動機づけが,教師と生徒の双方から、また、東アジアの異なる国家で異なる英語カリキュラム下で検証された点が学術的意義として挙げられる。コロナ禍の影響を受け、残された課題も少なくなく、今後の課題として取り組む。
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