研究課題/領域番号 |
17K02975
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
|
研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
柳井 智彦 大分大学, 教育学部, 特任教授 (60136025)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 英文のプラニング / 動詞と主語 / 心理言語学 / 絵の描写課題 / 描写容易性 / スピーキング / 英語教育 / 絵の描写 / 反応時間制限 / 文のプラニング / 絵描写課題の難易 / 英文産出プロセス / 動詞の項 / 付加語 |
研究成果の概要 |
本研究の内容は2つある。一つ目は原理的な課題であり,外国語での言語産出(スピーキング)の際に,主語や動詞,付加語という文要素が発話の前にいかにプラニングされるかを探った。二つ目は応用的な課題であり,応答に与える制限時間の効果を調べた。一つ目の課題に関する実験から,発話前に動詞を決めさせると,特に絵に描かれた事象の理解が容易でない場合に,反応が遅れることが判明した。二つ目の課題では,応答に与える制限時間の長短は反応時間に大きくは影響しないという結果であった。これらの結果が教育に示唆するところを考察した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英語の資格試験などで絵を口頭描写する課題はよく行われる。しかし,学習者が絵を見て発話を開始するまでに,どのように文を立案するのかというプラニングのメカニズムはほとんど解明されていない。本研究では特に動詞と主語がプラニング段階で果たす役割を,理解困難度が異なる二種類の絵を用いて検証した。また,実践的には,応答に与える制限時間の長短の影響を調べた。本研究は学術的に先端的な課題であるとともに,社会的にも,指導のさいにどのような点を考慮して絵描写に取り組ませるかを計画するうえで実践的意義が大きいと考える。
|