研究課題/領域番号 |
17K02994
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
八島 智子 関西大学, 外国語学部, 教授 (60210233)
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研究分担者 |
守崎 誠一 関西大学, 外国語学部, 教授 (30347520)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 英語による対話力 / 多言語同時学習 / 異文化接触 / 言語学習動機づけ / コミュニケーションの積極性 / 多文化コミュニティ / 混合研究法 / 複雑性とダイナミクス / 英語コミュニケーション能力 / 国際的志向性 / L2/L3学習動機づけ / 自発的コミュニケーション / 多言語多文化コミュニティ / 自発的コミュニケーション(WTC) / L2/L3学習動機 / 自発的コミュニケーション(WTC) / 理想自己(Ideal L2 self) / アジア圏留学 / トランスランゲージング / L3学習動機 / 理想自己(Ideal L2 Self) / コミュニティ参加 / 自発的コミュニケーション (WTC) / 理想自己(Ideal L2 self) / 多文化交流 / 英語対話力 / Ideal L2 self / 自発的なコミュニケーション(WTC) / 異文化対応力 / 対話力 / 英語教育 |
研究成果の概要 |
本研究では、アジアへのスタディ・アブロードに参加した英語専攻の大学生を対象に、留学中に質問紙調査、帰国後の面接調査を行った。言語使用状況については、台湾に留学した学生の英語、中国語の使用割合が極めて多く、常時3言語を使う多言語環境に身を置いていることが示された。友人ネットワーク調査からは、多文化背景を持った友人を形成していることが示された。また、英語・中国語の動機づけは、留学期間通して高く維持され、言語への自信やWillingness to Communicateも高まっている。また多様な文化背景を持つ友人と第2・第3言語を駆使して対話を行う、多言語使用コミュニティが生成されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、アジア圏で英語・中国語を同時に学習するというプログラムの効果について、外国語教育学および異文化間コミュニケーション学の視点から分析した。ヨーロッパでは先行研究があるものの、第2第3言語の同時習得やその動機付けに関する研究はアジア圏ではほとんど行われていない。この意味で先駆的である。留学先で非英語母語話者同士でコミュニケーションを行うコミュニティの生成が確認され、アジアへの留学という経験が、英語を含む多言語使用を活発にし、グローバルな課題に向き合う多文化対応力を養う上で重要な経験であることを確認できた。また、本研究を通して現象の複雑さとダイミクスを捉える研究法の開発を行った。
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