研究課題/領域番号 |
17K03041
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 福岡女学院大学短期大学部 (2018-2020) 福岡大学 (2017) |
研究代表者 |
徳永 美紀 福岡女学院大学短期大学部, 英語科, 講師 (30461479)
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研究分担者 |
林 幸代 熊本学園大学, 経済学部, 准教授 (00609464)
Holster Trevor 福岡大学, 公私立大学の部局等, 講師 (40612403)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 短期語学研修 / 短期留学 / 英語力 / 正確さ / 流暢さ / 語学研修 / 留学の影響 / 知識の自動化 / 海外語学研修 / 英文法 / 英文法知識の自動化 / 語学留学 / 自由会話 / SST |
研究成果の概要 |
本研究は、1ヶ月程度の短期海外語学留学が大学生の英語発信力に効果をもたらすことができるかを、留学前後にいくつかのテストを実施することで検証した。 結果、産出の正確さにおいては統計的に有意な効果はみられなかった。産出の流暢さにおいては統計的に有意な伸びがみられたものの、帰国後でも1分間の発話語数平均は顕著に少なく、「流暢になった」とはいえない。 個人差においては、留学前の英語力が高い学生、授業外でホストファミリーや他国からのルームメイトと積極的に交流をもった学生が伸びる傾向がみとめられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
短期語学留学に関する報告書や研究は、参加者の「異文化理解」や「英語学習へのモチベーション」への影響を検証するものが多いが、参加者は「英語力向上」も期待しているはずであるし、多くの大学ではこうしたプログラムへの参加によって「英語」の単位が与えられている。しかし、本研究結果でも明らかなように、短期語学留学での英語力の伸びは本人の努力なしでは難しい。留学すれば英語が話せるようになる、という思い込みを払拭し、事前の英語学習、研修中の積極性の重要さへ理解が必要であると考える。コロナ禍、留学が難しい状況であるが、再開できた際に短期間でも高い効果が期待できるよう、普段の英語学習に力をいれる事が望まれる。
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