研究課題/領域番号 |
17K03145
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
イ ヒョンナン 中央大学, 総合政策学部, 教授 (20328032)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ミシン / シンガーミシン / 女性 / ミシン裁縫講習会 / 東亜日報・朝鮮日報 / 植民地 / 近代朝鮮 / ジェンダー / 蛇の目ミシン / 朝鮮服 / 朝鮮 / 民族団体 / ミシン講習会 / シンガー / 東亜日報 / 保有率 |
研究成果の概要 |
本研究の課題は朝鮮の開港期・植民地時代においてミシンの需要が創出される過程を、ミシンの生産、流通、消費のありようを通して明らかにする。1)ミシンの保有・普及率の究明およびミシンの供給側であるミシン製造・販売会社のありようを究明する。2)ミシンの需要が創出されていく過程での内在的要因の究明―日韓比較 朝鮮服は日本の和服とは異なって、ミシンで作ることができる衣服であった。普及の担い手たち:日本においてミシンの普及のためには洋裁学校の存在やミシン教師という職業婦人を必要としたが、朝鮮では婦人会や各新聞社、基督教青年会、槿友会など民族運動団体が中心となって、家庭主婦を対象にミシン裁縫講習会を開いた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、朝鮮を対象にしたミシンの生産・流通・消費の総合的研究は、日本、韓国、欧米を含めて皆無であること、また、これまでの研究の大半の研究が生産に焦点を当てていることから、本研究の独創性・先駆性を主張できる。 日本植民地支配下にあった朝鮮近代史の総体的把握という課題においても、生活史・女性史の視点は欠かすことのできない視点といえる。本研究により、ミシンという一つのものを通してこれらを解明することは、大きな役割を担うことである。
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