研究課題/領域番号 |
17K03253
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪市立大学 (2017-2021) |
研究代表者 |
藤塚 吉浩 大阪公立大学, 大学院経営学研究科, 教授 (70274347)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ジェントリフィケーション / グローバリゼーション / ツーリズムジェントリフィケーション / 歴史的町並み / 景観の変化 / 印刷工場 / 超高層共同住宅 / 住宅団地 / 氷川神社 / 都市景観 / 高層共同住宅 / 建築紛争 / 商業のジェントリフィケーション / 立ち退き / 伝統的住宅 / 都心周辺部 / インナーシティ / 木造住宅 / 超高層住宅 / 中小工場 / 低未利用地 / 規制緩和 / 外資系企業 / 都市再生 |
研究成果の概要 |
本研究は、アジア巨大都市の東京とソウルを対象とした。東京の調査ではグローバリゼーションの影響を受けて、中央区と港区においてジェントリフィケーションが発現したこと、2010年代前半には都心周辺部の台東区や荒川区においてもジェントリフィケーションが発現し、歴史的な低層の町並み景観を壊す高層共同住宅が建設されたことを示した。ソウルの調査では、歴史的な町並みの残る鍾路区北村を研究対象として、歴史的町並み景観を保存する政策の変化と、歴史的な町並みを訪問する外国人観光客急増の影響があり、地区住民の居住環境を損なうツーリズムジェントリフィケーションが進行していることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、経済危機後のアジアの巨大都市の空間的構造がどのように再構築されつつあるのか、これが都市内部の衰退地区における人口動向にどのような影響を及ぼしつつあるかを解明した。 アジア巨大都市においては、グローバリゼーションの進展の過程で、多国籍企業の多くが進出しており、直接的・間接的に大都市の空間構造の変化と都市内部構造の再構築を促進してきた。アジア巨大都市においても、人類の歴史的資産である歴史的な町並みが残っており、ジェントリフィケーションがどのような影響を及ぼしているのかを示したことは、本研究の社会的意義である。
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