研究課題/領域番号 |
17K03307
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 国立歴史民俗博物館 |
研究代表者 |
青木 隆浩 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (70353373)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 化粧 / 近代史 / 現代史 / 産業史 / 美容 / 衛生 / 清潔 / 民俗 / 文化 / 生活 / 日用品 / トイレタリー / 化粧品 / 化粧文化 / 美容観 / 衛生観 / 民俗学 / 文化史 / 近現代 |
研究成果の概要 |
まず,『東京小間物商報』や『東京小間物化粧品商報告』,『東京小売粧報』,『日本粧報』,『週刊粧報』,『日本商業新聞』などの業界新聞や三須裕,小口みち子,東京美容院などの専門書,社史,経営者の自伝などを収集して,それらから必要な情報を得た。また,『花椿』や『BELL』,『カトレア』,などの企業PR誌を収集して,商品や広告の歴史,専門用語の変遷などについて調査した。さらに,化粧品や石鹸,シャンプー,歯磨の古い商品や広告を購入して,商品パッケージの特徴や使用法の変化についても分析した。 その最大の成果は,研究期間に収集した商品と広告で構成した特集展示「石鹸・化粧品の近現代史」である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化粧品に関する既存研究は少ないが,その中で主要な関心となってきたのは流通の合理化であった。一方,商品パッケージや広告,機能,使用法などの歴史的変遷については,1990年代から細々と研究されるようになった。また,第二次世界大戦と戦後の欧米化による化粧品業界の浮き沈みは大きかったので,1960年代以前の歴史については不鮮明なことが多い。 そこで,本研究では商品や広告の現物,当時の業界紙,社史,経営者の自伝など用いて,化粧品を文化史の面から取り上げた。そのおもな成果は,特集展示「石鹸・化粧品の近現代史」であったが,開催前からSNSで反響をよび,新聞や雑誌,大学図書館から取材を受けることになった。
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