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明治期の日本人留学生のドイツにおける法学博士学位の取得とその法史学上の意義

研究課題

研究課題/領域番号 17K03334
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 基礎法学
研究機関立命館大学

研究代表者

高橋 直人  立命館大学, 法学部, 教授 (50368015)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワードドイツ法学の継受 / 西洋法史 / 日本法史 / 近代法史 / 大学史 / 法学教育 / 明治 / ドイツ / 明治期のドイツ留学生 / 法社会史
研究成果の概要

明治期にドイツで法学博士学位を取得した日本人留学者(以下、「学位取得者」)の経歴・属性等を網羅的に把握し、彼らの間に「私学出身」の「実務家」(とりわけ法曹)という特徴が典型的にみられることを明らかにした。その上で「学位取得者」のうち、ゲッティンゲン、ミュンヘン、ハレ・ヴィッテンベルク、ハイデルベルク、ライプツィヒ、エアランゲン・ニュルンベルクの各大学で学位を得た者に関し、学位審査の手続きや審査の内容・結果を未公刊の文書史料に依拠して解明した。中でも刑事法分野および旧大垣藩関連の「学位取得者」については、彼らの留学の背景となる日本側の事情も含め、より包括的に活動実態を理解することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

明治日本へのドイツ法学の継受に関する先行研究においては、継受された理論やその日本の学説への影響といった理論史的観点からの作品が主体であった。それらの成果をよりよく理解していくための手がかりとして、継受の「担い手」の活動実態にも注目する本研究は有益である。また本研究は、学位審査記録等の未公刊の手稿を史料として用いることにより、従来の研究によっては知られていなかった知見を数多く提供する結果となり、継受およびその「担い手」の実態の解明に大きく寄与している。なお、以上の成果は、法学・法史学は勿論、大学史や高等教育史等の隣接分野にとっても、今後の学際的共同研究につながり得るところが大きいといえよう。

報告書

(7件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2017

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 「独逸法学博士」と明治期における日独間の法学交流2020

    • 著者名/発表者名
      高橋直人
    • 雑誌名

      法の思想と歴史

      巻: 1 ページ: 49-138

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] ドイツの法学教育・学位制度と明治期の日本人留学者―学位審査記録 (Promotionsakten)の研究をふまえつつ―2017

    • 著者名/発表者名
      高橋直人
    • 学会等名
      阪大法史研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2024-01-30  

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