| 研究課題/領域番号 |
17K03367
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
公法学
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| 研究機関 | 武蔵野美術大学 |
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研究代表者 |
志田 陽子 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (20328941)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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| 配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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| キーワード | 表現の自由 / 検閲 / 芸術助成 / 文化を享受する権利 / 文化戦争 / 文化政策 / 民主主義 / レッド・パージ / 映画表現 / 文化芸術支援 / 文化芸術基本法 / 共存社会 / マイノリティ表象 / 差別表現 / 映画 / 文化芸術 / 憲法 / あいちトリエンナーレ / 芸術の自由 / メディア表現 / 映画検閲 / ジェンダー / 法の下の平等 / 芸術文化政策 / 芸術表現 / 民主プロセス / 政治的中立 / 政治的適正性 / 公法学 / 芸術諸学 / 文化芸術政策 |
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| 研究成果の概要 |
本研究の成果の公表は、専門誌への論文・論説の公開と、オンラインでの学会報告が中心となった。
研究活動中の2019年に、日本国内で、映像を含む芸術表現への妨害や補助金の動揺など、「表現の自由」と芸術助成に関する問題が多発した。具体的には「あいちトリエンナーレ2019」、映画「主戦場」、映画「「宮本から君へ」助成金問題などである。このため、本研究における成果は、アメリカ、イギリスの検閲や芸術助成制度、市民による上映ボイコット事例（英語圏ではこれも「検閲」censorshipと呼ばれる）についての文献調査から得た知見を、それらの日本の事例や社会現象への考察に応用させた論稿が中心となった。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、日本国内では芸術表現の展示や上映をめぐって、妨害や萎縮が社会現象化している。こうした芸術表現をめぐる社会的動揺に、「表現の自由」の法理を早くから発達させてきた英米はどのように対応し、理論を組んできたか。映画検閲があった時代から、レッド・パージの時代を経て、映画助成が盛んになった現在、さらに市民ボイコットが激化した経緯などを、「表現の自由」の理論から把握することが本研究の課題である。
この研究が、日本で起きた多様な芸術表現トラブルについて有効な状況把握を提供し、乗り越えるための方策（裁判のための解釈論および市民のための言論リテラシー）を提供する一助となると考えている。
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