研究課題/領域番号 |
17K03629
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
穂刈 享 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (20344856)
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研究分担者 |
大石 尊之 明星大学, 経済学部, 准教授 (50439220)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 協力ゲーム / 双対ゲーム / 双対性 / 公理的分析 / TUゲーム / シャープレイ値 / 反双対性 / 仁 / 公理化 / M変換 / 経済理論 |
研究成果の概要 |
Oishi et al . (2016, J Math Econ) の双対性・反双対性アプローチでは、従来からある「双対ゲーム」の概念を用いて、協力ゲームの分野における諸結果を関連付け、いくつかの新たな結果を見つけ出したのだが、本研究では、代替的な双対ゲームの概念で、従来のものと同様の効果をもち、新たな結果を生み出し得るものについて検討し、3人ゲームについてはそのような代替的な双対ゲームのクラスを全て求めることができ、一般的なn人ゲームについては1つの例を示すことができた。 また、それと並行して、協力ゲームの公理的分析の分野におけるいくつかの未解決問題を解決した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
協力ゲームの分野では、複数の個人が集まって協力することによって得られる成果をどのように分けるか、という問題を数学的に考察している。ある問題と別の問題をうまく関連づけることによって、一方の問題をどう解決するかということが他方の問題の解決に役に立つかもしれない。あるゲームの「双対ゲーム」を考えるということは、そのような関連付けの一例であり、代替的な双対ゲームの概念について考察する本研究は、このような文脈における「新たな関連付の仕方」を提供しているということができる。
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