研究課題/領域番号 |
17K03686
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
平田 燕奈 神戸大学, 数理・データサイエンスセンター, 特命講師 (20791891)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | Market power / Digitization / Decision making / Mergers and Acquisitions / M&As / Firm performance / Customer Satisfaction / Economy of Scale / container shipping / mergers and acquisitions / Z-score / firm performance / profitability / bankruptcy / Container Liner Shipping / Service Characteristics / Service Quality / Ordered Logit / SCP / Merger and Acquisition / Price Cost Margins / liner shipping / service differentiation / customer satisfaction / market power / 交通経済学 / 経営工学 / 海運経済学 |
研究成果の概要 |
本研究プロジェクトは、当初予定していた3つの研究目標、コンテナ船市場における「サービス差別化特性の調査」、「市場支配力の測定」と「M&A影響の予測」について研究を実施し、以下の結果を得ることができた。 (1)顧客満足度に影響を与えるサービス特性のTOP3は、カスタマーサービス担当者の質、デジタル化の水準、営業担当者の質である。(2)規模の経済は2009年より衰退し、この数年間で規模の不経済が顕在化している。(3)M&Aは企業の収益性に貢献しなかったが、財務の安定性を高め、破綻のリスクを軽減する効果をもたらした。 また、研究成果として、3編の論文が査読付き国際ジャーナルに掲載されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、コンテナ海運市場における「市場支配力」と「海運企業のサービス差別化戦略」について計量的な手法を用いて測定した。この研究成果は、海運市場における独占禁止法適用有無の判断や、巨大化している海運企業におけるM&Aの合法性の評価について、学術的な根拠を提供する。 また、サービス差別化特性の究明は、企業の電子化水準の重要性など新たな要因を発見し、海運企業の経営戦略における意思決定に貢献をもたらす。
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