研究課題/領域番号 |
17K03701
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 旭川大学 |
研究代表者 |
大野 成樹 旭川大学, 経済学部, 教授 (50333589)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 金融政策 / 非伝統的金融政策 / 金融市場 / VAR / グローバルVAR / インパルス応答 / ロシア / FAVAR / 伝統的金融政策 / VARX / 伝統的・非伝統的金融政策 / 新興国 / BRICs |
研究成果の概要 |
本研究では米国の伝統的・非伝統的金融政策が新興国の金融市場に与える影響を分析した。具体的には、グローバルVARモデルを構築しインパルス応答分析を行った。分析では伝統的引き締め策が株価に効果を示しているのに対して、伝統的緩和策が効果を示さなかった。また非伝統的緩和政策は伝統的緩和政策と同様、株価に対して正の影響を及ぼすことができなかった。さらに非伝統的緩和政策は対米ドルの為替レートを減価させており、米ドルへの質への逃避を示している。米国の金融ショックにより金利は有意に負に反応した。非伝統的金融引き締め期においては、多くの国の株価は有意に持続的に負となり、世界経済の減速に対する懸念を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では米国の伝統的・非伝統的金融政策が新興国の金融市場に与える影響を分析した。具体的には、米国の金融政策ショックを与えた場合に金融市場がどのような反応を示すかを検証した。分析では伝統的引き締め策が株価に効果を示しているのに対して、伝統的緩和策は効果を示さなかった。また非伝統的緩和政策は伝統的緩和政策と同様、株価に対して正の影響を及ぼすことができなかった。さらに非伝統的緩和政策は米ドルへの質への逃避を示している。非伝統的金融引き締め期においては多くの国の株価は下落反応を示し、世界経済の減速に対する懸念を示した。本研究は米国の伝統的・非伝統的金融政策の相違や引き締め・緩和政策間の相違を示した。
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