研究課題/領域番号 |
17K03732
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
寳多 康弘 南山大学, 経済学部, 教授 (60327137)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 国際貿易 / 再生可能資源 / 資源管理 / 技術的規制 / 基準規制 / 貿易自由化 / 経済政策 |
研究成果の概要 |
本研究では、資源管理政策の役割が特に重要となる、複数国が共有するグローバルな再生可能資源に焦点を当てた。漁業資源の管理政策として、歴史的にも世界的にも最も導入が進んでいる技術的規制といわれる基礎的な管理政策に焦点を当て、2国間で互いに資源財を貿易し、技術的規制を課すような戦略的な関係を一般均衡の貿易モデルで分析した。技術的規制は産出量規制と比べて効率性が低いといわれるが、資源需要が強い場合には、資源保護に効果的であることが明らかとなり、そのとき、貿易する両国はともに貿易利益を得ることが明らかとなった。この結果から、資源需要が強いときには、まず適切に技術的規制を行うことが重要であるといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
複数国が共有するグローバルな再生可能資源(漁業資源)に焦点を当て、資源管理政策として世界的に最も導入が進んでいる技術的規制の効果を、2国間で互いに資源財を貿易し、技術的規制を課す状況で分析した。技術的規制は産出量規制と比べて効率性が低いといわれるが、資源需要が強い場合には、資源保護に効果的で、両国はとも貿易利益を得ることが明らかとなった。資源需要が強まっている状況でこそ、まず技術的規制を適切に各国が行うことが重要であるといえる。
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