研究課題/領域番号 |
17K03817
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金融・ファイナンス
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
浅井 義裕 明治大学, 商学部, 専任准教授 (60433645)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 保険需要 / リレーションシップバンキング / 中小企業金融 / 生命保険 / 損害保険 / アンケート調査 / 中小企業 / 事業承継 / 金融リテラシー / 保険 / デリバティブ / 東日本大震災 / 銀行 |
研究成果の概要 |
本研究では、中小企業金融における、保険の役割を明らかにしようと試みている。その結果、資金制約に直面している中小企業、信用リスクが低い中小企業ほど、生命保険を解約する傾向があることを明らかにしている。また、損害保険需要でも、資金制約に直面している中小企業、信用リスクが低い中小企業ほど、損害保険を需要する傾向があることを発見している。 上述の結果は、中小企業金融において、生命保険や損害保険が、資金調達の手段として利用されている可能性を示唆するものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来は、中小企業金融における銀行の役割について、分析が進められてきていた。データの制約もあり、保険の役割については、明らかになっていないことが多かったが、本研究では、中小企業金融における損害保険や生命保険の役割の一部を明らかにしている。 研究の成果は、Journal of Banking and Financeなど、海外の学術雑誌や国内の学術雑誌に掲載されていて、引用されているなど、一定の貢献を果たし始めている。 また、「どのような中小企業が損害保険や生命保険を購入する傾向があるのか?」を明らかにしているため、保険業界や監督当局などにも、有用な情報として、利用される可能性がある。
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