研究課題/領域番号 |
17K03847
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
三浦 壮 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 准教授 (60432952)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 筑豊 / 炭鉱経営者 / 華族 / 地方企業 / 中央企業 / 社会的ネットワーク / 百十銀行 / 藤田伝三郎 / 伊藤博文 / 井上馨 / 大分セメント / 九州水力電気 / 嘉穂電灯 / 嘉穂銀行 / 毛利家 / 地方資産家 / 鉱業資産家 / 華族資産家 / 吉川家 / 麻生家 / 筑豊炭田 / 麻生商店 / 石炭産業 / 華族資本 / 地方資本 / 毛利家一門 / 競争力構築 |
研究成果の概要 |
本研究は地方資産家の研究対象を,筑豊の炭鉱資本家と華族資産家に広げ,①経済的・社会的側面から投資行動を調査し,②投資活動と企業経営を総体として分析するとともに,③中央株投資の原動力を探求し,投資の企図について実証的根拠を与えることを試みた. 麻生家、吉川家、毛利家の諸帳簿に記載された諸データを分析した結果、それぞれの投資経路を活用しながら株式を取得することで運用効率を高めたこと、企業の競争力構築に寄与したことがわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではそれぞれの資産家が株式投資や企業へ資金供給した際の個別のエピソードに着目しつつ、経済主体間の取引分析に取得経路、収益率、企業の競争力構築・再編という共通の枠組みを適用することで、日本資本主義の特質を明らかにすることを目指した.またこれらの指標は現代経済においても用いられる手法であり、時代を超えた対話の可能性を担保するものである.
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