研究課題/領域番号 |
17K03936
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 宮城大学 |
研究代表者 |
櫻木 晃裕 宮城大学, 事業構想学群, 教授 (10331604)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | キャリア中期 / ストレス / コーピング / 社会的支持 / モティベーション / 自己効力 / 学習 / 目標設定 / キャリア / 自己肯定 / リーダーシップ / モデリング / コミットメント / 経営学 |
研究成果の概要 |
組織における人間のキャリア形成において、問題となるのがキャリア中期に該当する40歳代である。本研究では、多様な組織へのアンケート調査による定量分析と、ヒアリング調査による定性分析に基づいて、40歳代のモティベーションが他の年代よりも統計的に有意な水準で低いことを検証した。また、モティベーションを規定する概念として、自己効力と学習とを抽出し、キャリア中期の危機に対応するコーピング・モデルを構築した。さらに、コーピングを有効に機能させるための研修プログラムを設計して、トライアルとして実施した。国内外に、学術論文4編、プレシーディング7編、学会発表8編、報告書3編の研究成果を提供した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、一般的認識として理解される「キャリア中期の危機」について、先行研究の理論を重視した仮説モデルを構築し、その存在を実証的に捉えている。キャリア中期として40歳代を設定し、40歳代のモティベーションは他の年代より低水準であることを抽出して、自己効力(仕事に対する能力確信)を高める学習メカニズムの重要性を指摘している。さらに、実際の研修コンテンツとして、キャリア中期の危機に対応するコーピング・プログラムに設定してその有効性を確認している。
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