研究課題/領域番号 |
17K03942
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
大東和 武司 関東学院大学, 経済経営研究所, 客員研究員 (40152194)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 地域企業 / 国際ビジネス / イノベーション / 伝統 / 国際展開 / 変容 / 進化 / 変形力 / 経営学 / 国際経営 / 多国籍企業 / 事例研究 |
研究成果の概要 |
最終的な研究成果のまとめのひとつとして、2023年3月に単著『地域企業のポートレイト』を文眞堂より刊行した。またこれに至るまでに、小さな論稿も含めて、15の論文等、国際学会4つを含め15の学会発表を行ない、また3件の分担執筆の書籍を刊行した。 対象とした事例4社の考察による発見事実のひとつは、存続していくために「変わらない部分」「装置」を持っているという点であった。それは、事例各企業によって異なるが、事業展開といった戦略選択がルーティンへの作用反作用となり、新たな学習、知識獲得、またそれが知識の塊となり、新たなルーティンの構築ないし修正となるというイノベーション過程を見いだすことでもあった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義としては、SEW(社会情緒的資産)研究という理論的背景にもって、国際展開を絡め、地域企業の存続・展開につながる変容ないし進化要因の一部を抽出できた点が大きいと考える。社会的意義としては、企業が何者であるのかを見る際に、新たな視点を提供できたと思われるし、経営者層に企業存続・展開のための伝統への新たな見方とともに、経済的合理性と非財務的効用の有用さへの示唆をあらためて提供できたと考えている。ただ、有用さは、経営者層だけでなく、組織内に拡げていくことが大切である。 なお、こうした視点は、あくまで仮説的な発見事実であり、今後さらなる検討を深める必要があることは言うまでもない。
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