• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

改善技能の国際移転-トヨタ自動車の教育訓練機関・GPCのケース

研究課題

研究課題/領域番号 17K03959
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 経営学
研究機関法政大学

研究代表者

公文 溥  法政大学, その他部局等, 名誉教授 (50061239)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード改善技能 / 技能移転 / 教育訓練機関 / GPC / トヨタ自動車 / 生産性 / 品質 / 基本技能 / 応用技能 / 国際移転
研究成果の概要

本研究の目的は、改善技能の国際移転を有効に推進する方法とその意義を、トヨタ自動車の教育訓練機関であるGPC(Global Production Center)について実態調査を通して明らかにすることである。現場労働者が行う改善が日本企業の特徴であるが、それは経験知あるいは暗黙知を伴う。この簡単ではない技能移転を有効にする方法を探るのが本研究の目的である。
トヨタ自動車は、まず親工場方式を採用した。日本の工場が親工場になり子供の工場である海外に技能を移転するのである。やがて、日本及び海外3か所(米国、タイ、英国)にGPCを設置し、そこで現地人のトレーナーを育成することにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本の製造企業の海外進出にとって、現場労働者の改善技能を移転できるか否かは、重要である。現場労働者の改善技能が、高生産性と良品質を実現する要件だからである。トヨタ自動車は、技能の国際移転にあたって基本技能の概念を設定し、その教育訓練方法を確立したうえで海外工場に移転した。筆者は、トヨタ自動車の北米およびポーランドの工場を訪問し、技能移転の実態調査を行った。地域GPCで育成されたトレーナーが工場において労働者の教育訓練を担っていた。
こうして、現場労働者への基本技能の訓練と現場監督者への訓練を通して、技能の移転に成功していた。トヨタ自動車の経験は、日本の他の製造企業にとって参考になる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 オープンアクセス 4件、 査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 南アフリカのトヨタ自動車2019

    • 著者名/発表者名
      公文 溥
    • 雑誌名

      法政大学イノベーション・マネジメント研究センター、ワーキング・ペーパー・シリーズ

      巻: 213 ページ: 1-34

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] リーン生産を導入するメルセデス‐ベンツ・南アフリカのケース2019

    • 著者名/発表者名
      公文溥・糸久正人
    • 雑誌名

      法政大学イノベーション・マネジメント研究センター、ワーキング・ぺーパー・シリーズ

      巻: 213 ページ: 1-21

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] ナイジェリアの本田技研工業―品質重視の工場管理2019

    • 著者名/発表者名
      公文溥・銭佑錫
    • 雑誌名

      法政大学イノベーション・マネジメント研究センター、ワーキング・ペーパー・シリーズ

      巻: 215 ページ: 1-22

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] Measuring Change in 'Hybrid Factories': Longitudinal Study of Japanese Manufacturing Subsidiaries in Poland2018

    • 著者名/発表者名
      Tomasz Olejniczah, Masato Itohisa, Tetsuo Abo, Hiroshi Kumon
    • 雑誌名

      Journal of Intercultural Management

      巻: 10(4) ページ: 109-145

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [図書] アフリカの日本企業ー日本的経営生産システムの移転可能性ー2019

    • 著者名/発表者名
      公文溥・糸久正人
    • 総ページ数
      386
    • 出版者
      時潮社
    • ISBN
      9784788807280
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi